歯石とり・機械か手か?って・・

最近、ときどきある質問なのですが・・・

「ここの医院って歯石は機械でとりますか?手で

とりますか?」。う~む、困った。どうお答えしましょう。

実はこれってケースにもよります。みなさんが

「歯石をとる機械」とおっしゃるのは、「超音波スケーラー」と

よばれるもの。字のとおり、「超音波」の振動で大きくこびり

ついた歯石を砕いてはじき飛ばします。先端のチップを

交換すると、歯ぐきの中の歯石を取ることもできます。

今、健康志向の雑誌の一部では、この超音波スケーラーが

万能のような印象を与えるものもあるようです。

一方、手で取る歯石は「手用スケーラー」と言う器具を

使用します。機械に比べるとパワーやスピードは

おちますが、衛生士は、見えない歯石も直接伝わってくる

手指の感覚で正確に感じ取ることができます。

「手でとる歯石とりは、ふるーい」とか「手のほうが痛いに

きまってる」なんて、ちょっぴり間違った認識をお持ちの

方もおられるようなのですが・・。たとえばみなさんの

健康状態が違うように、歯ぐきの状態もお一人づつ異なって

います。引き締まり具合、汚れのつきかた、以前歯石を

とった後の形状、その他お体の具合などなど。

このため当院でもその方の状態によって選択しています。

だからお口の中を見ないでお答えするのは難しいのです。

「歯石を取ってきれいになろう」って前向きなあなた(^_^)

いろいろ考える前に、今一歩、ふみだして、まず

自分の状態を知りましょう。そして歯医者さん、衛生士さんと

いっしょに一番あなたに適した方法で、お口のケアを

はじめましょう(*^_^*)