2008/05/10
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5月31日は、「世界禁煙デー」です。日本だけでなく世界中で
「禁煙」がうたわれ始めたのは、タバコと健康被害の関係が明らかに
なってきたからに他なりませんん。「タバコと癌」「タバコと呼吸器疾患」は
みなさんもよーくご存知のとおり。でも、「タバコと歯周病」は「?」の方も
多いかもしれません。ところが関係大有りなのです。
今月はこの「?」についてお話していきま~す。
さて、みなさんの歯ぐきがピンク色に見えているのは、毛細血管が
集まっているためです。お口の中には、数の違いはありますが、誰でも
歯周病菌が住んでいます。歯磨きによってこのバランスを保っているのですが、
お口の中は、いつも歯周病菌との戦いの最前線なのです。
タバコを吸うと、含まれているニコチンの影響で、毛細血管は一瞬で
キュッと収縮してしまいます。この「キュッ」が大問題なのです。
毛細血管が収縮すると、血液の流れが悪くなり、歯周病菌と戦うために
必要な酸素や栄養が欠乏してしまいます。また活動によって生まれた
老廃物がうまく除去できず、さらに窮地に追い込まれてしまうのです。
次回は、この状態が続くとおこる歯ぐきの変化についてお話します。