2008/05/27
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タバコの作用によって症状が出にくくなった歯ぐき。
でも、腫れたり、出血などがなくても最終的な症状は
遠慮なくあらわれます。ムシバはないのにとても刺激に
敏感になり、ニコチンとあいまって強い口臭が発生します。
この頃には、進行した歯周病によりアゴの骨がかなり
溶けて(歯槽骨の吸収)歯がぐらついてきます。1本づつの
ぐらつきは、わかりにくくても硬いものがかめなくなったり、
かみしめることが難しくなります。この段階で初めて歯科を
受診される方も多いのですが・・・。本当にコワイのはここから。
勇気をだして(?)受診いただいて私たちも張り切って治療!
なのですが、喫煙されている方の歯ぐきは、治っていくための
細胞の働きそのものが、タバコに含まれる物質によって弱くなり
悪化を止められないことがあるのです。 つまり、
タバコは、歯周病の原因で、歯周病を進行させる原因で、
歯周病を治らない病気にしてしまう原因でもあるのです。
さらに、重症の歯周病で歯を失った場合、入れ歯もなかなか
安定させるのが難しいケースがあります。歯を失ってなお、
その方のお口の健康を蝕み続けるもの、それがタバコです。
歯周病とタバコ、切っても切れないこの「腐れ縁!」吸ってる方も
吸わない方も、どこかで覚えておいて下さると嬉しいのですが