「歯のおそうじ」っていろいろありまーす♪

「今日は歯のおそうじをしました」と治療室でいわれて、帰るときに、

あるいは、会計をするときに「?」だったことがある方おられませんか?

「ちょっと前も歯のおそうじしたけど、今日のほうが時間がかかった」

とか、「このあいだと、今日同じおそうじなのに金額が違う?」など。

実は一口に「歯のおそうじ」といっても、いくつか種類があります。

大きくわけると、保険治療とみなされるものと、保険外の予防的な

処置や、見た目をきれいに保つためのクリーニングがあります。

保険治療でいう「おそうじ」とは、歯周病治療の一環の歯石除去を

指すことがほとんどです。予めおこなった歯ぐきの検査をもとに

行われますが、まず歯についた浅いところの歯石をとり表面上の炎症を

軽くしてみがきやすくします。これは、お口を6つのブロックにわけて

ブロックごとに保険点数が決められています。このおそうじの後、少し

時間をおいて、回復具合を再度検査します。検査を参考に、さらに

回復の遅れている部分をより丁寧にきれいにします。目に見えない

歯の根っこまできれいにするのですが、炎症を減らし歯周組織の回復を

はかるための大切な処置です。これは、歯1本づつに対して保険点数が

決められています。このため、仮に同じ本数の「おそうじ」を行った場合、

1回目より、2回目の検査後のおそうじのほうが、金額が高くなります。 

もちろん、歯ぐきの状態が健康であれば、1回目のおそうじで軽~く

終了、ってことも。日ごろのお手入れが、医療費の倹約にも

つながるってことでしょうか