「化膿止め」出された分は飲みきる。え、取っとく?

「痛み止め」の次に歯科でよく処方されるのが「化膿止め」。

歯の根っこや、歯ぐき、化膿が原因の腫れや痛みがあるときに、

2日分、3日分といった具合に処方されます。早いと、半日くらいで

お薬が効き始め、症状が楽になってくるのですが・・・。ちょっと

ここで心配な方々も・・。「おお、薬が効いてきた」は喜ばしいのですが

「じゃ、もう薬は飲まなくていいかな。」さらに、「何かのときにとっておこう」

うーん、気持ちはわかるのですが 。

「化膿止め(抗生物質や抗菌剤)」は、きちんと菌の活動を押さえ込まないと

効力が切れてくる頃に、菌が勢力をぶりかえしてくることがあります。

また、薬を飲んだり、飲まなかったりすると、次第に生き残った菌のなかに、

特定の薬に抵抗力をもつ「耐性菌」とよばれる菌に変化するものがでてきて、

同じお薬が効かなくなってしまうことも。

特に心配な「副作用」の症状がなければ、「化膿止め」や「腫れ止め」といった

お薬は、自分で判断せずきちんと飲みきってくださいね。