2010/03/08
知っとく豆知識
久々に、むかーしのお話です。
江戸時代まで、ある程度裕福な家の既婚の女性は「お歯黒」と
いって歯を黒く染めていました。「」 と思われる方も
おられるかもしれませんが、この黒く染めるための液には、
酸化鉄とタンニンや薬効成分を含ませてあり、ムシバ予防の
効果がありました。現在のように簡単に歯科治療が受けられ
なかったため、お嫁にいって手元から離れた愛娘が、「歯」で
苦しまないように、との親心だったようです。(*^_^*)
白い肌に、朱い唇、こぼれる輝く黒い歯、これは超美人人妻の
代名詞だったようです。いまでは、結婚式まえに、輝く白い歯を
手にいれようという方が主流。親心は、いつの時代も同じですが、
美の基準は、時代で変わるものですね。