入れ歯の×なお手入れで肺炎に!?

東日本大震災から1カ月がすぎ、ほんの少し色々なことが

落ち着きをみせてきましたが、まだまだ、様々な厳しい

状況が続いています。

また、高齢者の方の命の厳しい状況は、まとまった数で

ときおり報告されることに、悲しさを感じてしまいます。

原因として特に多いのが「肺炎」です。寒さ・疲労・感染

といった被災地特有のものもありますが、この他に、

普段の生活でもおこりうる原因も含まれています。

それは「入れ歯のお手入れ」。入れ歯は、材質の

性質上、入れたままだったり、洗浄・消毒が不十分

だと、お口の中にもともといる雑菌を、爆発的に増や

す温床になってしまうのです。また、高齢のかたは、

食事や、ときにはご自身のツバでむせてしまわれる

ことがあり、その時にお口の中で増えた雑菌が気管

に誤って入ってしまい易くなります。こうしたことで起

きる肺炎を「誤嚥(ごえん)性肺炎」といいます。

このブログでも何度かお話していますが、「口」は、

カラダの「入口」。体のチカラになるものも、そうで

ないものもみーんなここを通っていきます。(^O^)

被災地の方々も、それ以外のみなさんも

どうか、お口の中をキレイに保って、お身体が

少しでも良い状態でいらしてくださることを

祈ってやみません。