2011/04/18
知っとく豆知識
東日本大震災から1カ月がすぎ、ほんの少し色々なことが
落ち着きをみせてきましたが、まだまだ、様々な厳しい
状況が続いています。
また、高齢者の方の命の厳しい状況は、まとまった数で
ときおり報告されることに、悲しさを感じてしまいます。
原因として特に多いのが「肺炎」です。寒さ・疲労・感染
といった被災地特有のものもありますが、この他に、
普段の生活でもおこりうる原因も含まれています。
それは、「入れ歯のお手入れ」。入れ歯は、材質の
性質上、入れたままだったり、洗浄・消毒が不十分
だと、お口の中にもともといる雑菌を、爆発的に増や
す温床になってしまうのです。また、高齢のかたは、
食事や、ときにはご自身のツバでむせてしまわれる
ことがあり、その時にお口の中で増えた雑菌が気管
に誤って入ってしまい易くなります。こうしたことで起
きる肺炎を「誤嚥(ごえん)性肺炎」といいます。
このブログでも何度かお話していますが、「口」は、
カラダの「入口」。体のチカラになるものも、そうで
ないものもみーんなここを通っていきます。(^O^)
被災地の方々も、それ以外のみなさんも
どうか、お口の中をキレイに保って、お身体が
少しでも良い状態でいらしてくださることを
祈ってやみません。