歯の色が・・原因イロイロ 4

歯の変色についてお話してきましたが、

これまでのものと異なり、ごく稀ですが、

特定の全身の病気が原因で、歯に変色が

起こる場合もあります。(T_T)  

生まれつき歯の色が、黄・赤・青の色などに

染まったように見えます。成長につれて目立たなく

なるものや、あまり変化がないものもあり、

病気そのものの状態に左右されます。

他には、妊娠中のお母さんがのんだお薬が

影響する場合もあります。ちょうど赤ちゃんの

歯がつくられる時期に、抗生物質の一種で、

「テトラサイクリン」というお薬がお母さんの体に

入ってくると、赤ちゃんの歯のもと「歯胚」が

影響をうけ、歯の色が黄色味をおびた灰色に

なってしまうことがあります。またお腹の中の

赤ちゃんでなくても、永久歯がつくられる時期の

こどもがこのお薬をのむと、生えてきた永久歯に

同様の影響がでることがあります。

現在は、医師・歯科医師・薬剤師の連携により

こうした症例がおこらないよう配慮されています。

妊娠している可能性のあるお母さんは、お薬を

のむとき、一言お医者さんや、薬局で申し出て

下さいね。(*^_^*)

この「テトラサイクリン」による変色は、現在は

ホワイトニングによって、ずいぶん白くすることが

できるようになりました。  

一口に「歯の変色」といっても原因も対処法も

イロイロ。でも、歯の白さを取り戻すことで、

ご自身の歯をもっと大切にしていただければ

とってもウレシイことですね。