2011/07/24
知っとく豆知識
歯の変色についてお話してきましたが、
これまでのものと異なり、ごく稀ですが、
特定の全身の病気が原因で、歯に変色が
起こる場合もあります。(T_T)
生まれつき歯の色が、黄・赤・青の色などに
染まったように見えます。成長につれて目立たなく
なるものや、あまり変化がないものもあり、
病気そのものの状態に左右されます。
他には、妊娠中のお母さんがのんだお薬が
影響する場合もあります。ちょうど赤ちゃんの
歯がつくられる時期に、抗生物質の一種で、
「テトラサイクリン」というお薬がお母さんの体に
入ってくると、赤ちゃんの歯のもと「歯胚」が
影響をうけ、歯の色が黄色味をおびた灰色に
なってしまうことがあります。またお腹の中の
赤ちゃんでなくても、永久歯がつくられる時期の
こどもがこのお薬をのむと、生えてきた永久歯に
同様の影響がでることがあります。
現在は、医師・歯科医師・薬剤師の連携により
こうした症例がおこらないよう配慮されています。
妊娠している可能性のあるお母さんは、お薬を
のむとき、一言お医者さんや、薬局で申し出て
下さいね。(*^_^*)
この「テトラサイクリン」による変色は、現在は
ホワイトニングによって、ずいぶん白くすることが
できるようになりました。
一口に「歯の変色」といっても原因も対処法も
イロイロ。でも、歯の白さを取り戻すことで、
ご自身の歯をもっと大切にしていただければ
とってもウレシイことですね。