子供たちの未来にまく「タネ」

1年以上が過ぎても、いまだ先の見えない原発事故。

ニュースを目にする度に、心が痛みます。 (>_<)

小さなお子さんを持つお母さんたちと接する機会が

最近増えているのですが、色々な意見・立場をこえて、

やはり一番心にかかるのは、子供たちの将来の

健康についての不安のようです。当たり前といえば、

当たり前ですよね。  

原発事故という、本当に不幸な出来事は「現在」だけでなく、

「未来」におこるさまざまな健康不安を考える布石と

なりました。でも、よーく考えてみると、こうした「未来」

への不安のタネは、想像もしなかった事故だけでは

ないかもしれません。

例えば、「タバコ」。一般的にはタバコ離れが

進んでいるといわれています。でも、子供たちの

まわりで漂う紫煙、公園で飲食店で、もしかすると

お家のリビングで、まだまだ見かける気がします。

4.5畳の換気の良くない部屋で、タバコの先から

出る煙を赤ちゃんが日常的に吸い続けたら、

その影響を考えられたことは、ありますか?

発がん率だけの比較なら、放射能の影響と

どれほどの差があるかご存知でしょうか?

タバコの煙を吸い込んだ瞬間の、子供たちの

毛細血管がどうなるか、ご存知ですか?

将来に深くかかわる脳への影響を、聞かれた

ことがありますか?

家族に喫煙者がいる場合といない場合の

子供の歯ぐきの色の違いをご存知ですか?

男性の喫煙率の減少に比べ、女性の喫煙率は

減少率が大きくありません。祖母・母・子といった

直系の喫煙習慣も多いといわれています。

これは、男性に比べ接触時間・距離が近いから

と考えられています。

子供たちの未来の健康を、みんなで考える今、

身近な「不安の種」についても、もう一度考えて

みませんか?

5月31日は世界禁煙デーです。